豆の栽培

小川村を含む長野市西方の山間地は「西山大豆」の産地 。甘味・旨味が強く、この大豆で仕込んだ信州味噌は逸品。大豆・黒豆とともにインゲン属の虎豆や花豆を作り始めたが、これも平野部では出来ない良い豆がなる。栽培中は「ジャックと豆の木」さながらの成長ぶりが爽快。 
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2015年 5/30 インゲン豆の播種。畝に堆肥を入れ、種子を80cm間隔で播く。山仲間も休暇をとって大阪から援農に来てくれた。

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6/8  とら豆が芽を出し、双葉が開く。朝来て最初に畑を巡る。地面からこんな風に双葉が顔を出していると思わずほころんで「よく出て来たな、がんばるんだぞ!」

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6/24 インゲンはつるの伸びない手亡もあるが、つる性のほうが全般に味が良く「高級菜豆」と呼ばれている。つる性なので支柱(手)が必要。北海道の栽培方法を参考にして、3mの竹を4本一組で立てていく。使うのは竹と麻紐だけ、金属パイプやPP紐を使わないのが自然でいい。廃棄するときは燃やして土に還すだけ。また竹そのものは春先に小振りの竹挽き片手に雪の中から伐りだしておく(寒冷地だから孟宗竹は生えず、チェーンソーは不要)。

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8/6  播種から2か月後、先端へは手が届かないほど伸びた

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7/27  紅花をつけるベニバナインゲン属の花豆。

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8/16 インゲン属のパンダ豆は白花、蜂が盛んに来ている。

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8/19 大豆(6/30播種)は棚田だったところで作る。一輪管理機で除草を兼ねて粘土質の土を耕し、土を根元に寄せる

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9/30  収穫期のパンダ豆

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11/4  よしずの上で花豆を干す。インゲン属の豆は手で莢を割って豆を取り出すが、これが意外と面白くやりだしたら止まらなくなる。かわいい豆がコロコロコロン。 料理が簡単にできるのもいい。インゲン豆の類はサラダにもいけるし、花豆は甘く煮れば上等な和菓子だ。村は奄美大島住用村と交流していて、直売所で手に入る粗製糖で煮ておやつにしている。

配達日指定OK

12/2 ビーンスレッシャーで大豆・黒豆を脱穀。11月は雨が多く乾燥に日数がかかり、後立山連峰には新雪がついて冷たい風が吹くようになっていた。誰かが「この風が豆にいいんだよ」と言っていた。また別の人は「風通しが良ければ病気や虫も出にくいからね」と。この日は終日アルプスの風に吹かれて百姓三昧だった。